京都議定書

2005年11月8日
 アメリカが頑として批准しない京都議定書ですが、カナダは調印した初期メンバーだったりします。で、今日の新聞に「カナダはどうやってCO2を削減していくんジャロ」という話が載ってました。

 まあご存じの通り北米は車中心の社会ですから、もうCO2排出しまくりなわけです。で、さらに言えば北米の人たちにとって「理想の車」といえば、「未だに」、本当に日本人にとって見れば何でまだそうなの?と思うんですが、未だにSUVなのです。

 テレビCMや新聞の広告を見ると、日本のように省エネ車が注目されるような社会とはかなりかけ離れている印象があります。最近こちらでもヤリス(日本で言うヴィッツ。小さくて燃費がよい車。私は好き)が売り出されましたが、プリウスの広告とか1回も見たことありませんし、ハイブリッド車のハの字も見たことありません。

 今日の新聞によれば、カナダの温室効果ガスの総排出量740メガトンのうち、約180メガトン(4分の1ですね)が、「Transportation(輸送運送)」から出されているんだそうで、やっぱり個人的には、ここを何とかしないとどうしようもないと思うんですよね(あとはもちろん電力問題もありますけど)。

 でもまあ、北米の人にいきなり「自家用車じゃなくて地下鉄とかバスとか使ってよ」なんて言っても無理に決まってるわけで。そうなると必然的に取る手と言えば・・・

・自動車税やガソリン税を上げる
・通勤で自家用車を「使わない人」に手当を出すようにする

 みたいな感じになるんでしょうね。
 でもまあ最近のハリケーン騒ぎでガソリン価格が急騰した時にはこっちでもすごい騒ぎでしたから、ガソリンの値段を上げるとかは難しいんだろうなあ。

 あートロントは幸いにしてバス網・地下鉄網がしっかりしてるので、私は車は買わないでも大丈夫そうです。だって高いし。

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