「不気味の谷」
2005年12月14日 不気味の谷、と言っても「風の谷」の変化版とかではありません。今日読んだニュースで取り上げられている、CGに関する「不思議の谷現象(The Uncanny Valley)」の事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000001-wir-sci
要は、
・人間はそもそもリアルさが足りないCGを見たときには、その足りない部分を自分の中で補完した上で、それを感じ取っている。
・ところが元の「リアルさ」が一定水準を超えると、突然人間の脳はリアルさを補完するのではなく、残された少ない「不自然さ」に注意を向けてしまうようになる。結果として、人間の脳はそのCGを「リアルだが非常に不自然で気持ち悪い」という風に受け取る。
ということだそうです。確かに「リアルCG人間」って気持ち悪いよね。
で、なるほど面白いなーと。
この「不思議の谷」に落ち込むラインというか水準は、たぶん人によりけりなのかもしれませんが、高性能になるゲーム機が抱える潜在的な落とし穴なわけですな。
性能が2倍になればいままでの2倍の労力が必要になるだけではなく、その結果「不思議の谷」に落ち込んでしまえば、それを超えるためにはさらに何かその打開策を考えなければならない、と言うことになるのかもしれません。
ちょっと前から呼んでる「Understanding Comics」にも、リアルさの段階が及ぼす影響みたいな話があって、それも併せて考えるとなかなか面白い話題です。
「Understanding Comics」の話はいつかまとめて書いてみたい所存。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000001-wir-sci
要は、
・人間はそもそもリアルさが足りないCGを見たときには、その足りない部分を自分の中で補完した上で、それを感じ取っている。
・ところが元の「リアルさ」が一定水準を超えると、突然人間の脳はリアルさを補完するのではなく、残された少ない「不自然さ」に注意を向けてしまうようになる。結果として、人間の脳はそのCGを「リアルだが非常に不自然で気持ち悪い」という風に受け取る。
ということだそうです。確かに「リアルCG人間」って気持ち悪いよね。
で、なるほど面白いなーと。
この「不思議の谷」に落ち込むラインというか水準は、たぶん人によりけりなのかもしれませんが、高性能になるゲーム機が抱える潜在的な落とし穴なわけですな。
性能が2倍になればいままでの2倍の労力が必要になるだけではなく、その結果「不思議の谷」に落ち込んでしまえば、それを超えるためにはさらに何かその打開策を考えなければならない、と言うことになるのかもしれません。
ちょっと前から呼んでる「Understanding Comics」にも、リアルさの段階が及ぼす影響みたいな話があって、それも併せて考えるとなかなか面白い話題です。
「Understanding Comics」の話はいつかまとめて書いてみたい所存。
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