カナダの選挙

2006年1月9日
カナダの選挙
 去年の11月28日にカナダでは内閣不信任案が可決されて、ポール・マーティン首相が国会(の下院)を解散し、現在はその選挙戦のまっただ中です。

 それにしても、投票日が1月23日。年をまたいだ約2ヶ月の超長期戦です。日本ではちょっと考えられませんね。

 選挙はもちろん日本のように選挙演説の車が走り回ってる訳でもなく、街頭演説があるわけでもなく、普通に生活していると、今が選挙期間中という感覚があまりしません。強いて言えば、たまに候補者の名前が書いてある看板が(普通の人の家の庭に)立ってるくらいでしょうか。日本みたいに「決められたポスター貼り場所」みたいなのもありませんし、そもそもポスターもありません。その看板みたいなのだけ。看板も名前だけとか、名前と顔写真だけ(それも単色刷り)とか、至ってシンプルです。

 その代わり、日本になくてこちらにあるのは、テレビコマーシャル。最近は投票日が近づいてきたので、いよいよCMの数が多くなってきました。北米らしく、ネガティブキャンペーンっぽいCMも結構あります。

 さて、カナダには大きな政党が4つありまして、

 Liberal(自由党。現政権)
 Conservative(保守党)
 NDP(New Democratic Party、新民主党)
 Bloc Quebecois(フランス語で「ブロク・ケベコワ」と読む。フランス語圏で絶大的な支持を誇る)

 この4つです(あとは小さいが、Green Partyというのもある)。最近の世論調査だと、ConservativeがLiberalを若干リードしており、しかし過半数の議席を取れそうにもなく、Conservativeを中心とした連合政権になるのか?という状況。でも差はわずかなので、予断を許さない状況です。

 投票日は23日ですが、もちろんカナダ市民でない私には選挙権はありません。でも結果はちょっと気になりますね、やっぱり。

 写真は選挙とは関係ありませんが、ダウンタウンに建っている教会です。

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