March Madness

今日はWBCの日本vsアメリカ戦ですが、こちらでは中継は無し。

カナダではアメリカのチャンネルも結構見られるんですが、残念ながら今日の試合の中継はないのです。で、まあたぶんその理由が、今日行われる全米大学バスケ選手権のSelection Showなのかなあ、と。

全米大学バスケ選手権というのは、年に1度行われる大学バスケの大会なのですが、これが凄い人気。プロバスケのNBAも真っ青なくらいの人気なのです。この大会が毎年3月に行われるので、この間のフィーバーぶりを称してMarch Madnessというわけです。

ちなみにアメリカの大学バスケ（の1部リーグ）は地区が31個（！）に分かれており、この各地区で優勝したチームは自動的に全米選手権に出場できます。

ここからが面白いところで、この大会、出場枠は65チーム。じゃあ残りの34チームはどうすんの、というと、これはまさに日本のセンバツ甲子園と同じように、シーズントータルの成績を考慮して、選考委員によって決定されるのです。まあだから今日のSelection Showが盛り上がるんですな。もちろん組み合わせが決まるっていうのもありますが。

ちなみに大会形式はもちろんシングルエリミネーション（負けたらそこで終わり）。

・・・でも出場枠は65チーム。ちょっとハンパだと思いませんか？2＾6＝64ですからね。

実は、第64シード校と第65シード校は、第一回戦の前に「Opening Match」というのを闘い、それで勝った方が第一回戦に勧めるんだそうです。昔地区数が増えた時の名残、とかみたい。

ちなみにアメリカ人はどうもシングルエリミネーション好きで、大学バスケの各地区の戦いも、一応30試合とかやるんですが、最後にはやっぱりトーナメントで決着を付けるみたいです（いわゆるレギュラーシーズンは、最後のトーナメントのシード順を決めるためにやっているようなもの）。