昔々、サイバーワンというカードゲームがありました。

それはオーナーズリーグの次の作品として出されたもので、リアルのカードを買って、それを登録してウェブ上で対戦するという、対戦ゲームだったそうな。

僕はそれが結構好きだったんだけれど、結局去年サービスが終了してしまった。2年持たなかったかな。好きだっただけに残念だった。で、なんでダメだったのかな~とたまに考えている。

初期のプロモーションは結構力が入っていた。サンデーとかにも漫画が載るくらいだったし、ゲーム系のニュースサイト(まとめ系とかじゃなくちゃんとした方)とのタイアップでプロモカードを作ったりとかもしていた。

でもまず物が売ってなかった。

どこに行ってもパックがなかった。
買えないのは遊びようがない(無料でも遊べたけど、すぐに限界になる)。

あとオリジナルの1対1のカードゲームは、オーナーズリーグみたいな「リーグを組んでその中で戦う」という仕組みがあまり合ってなかったんじゃないかなと思う。

あと無料ユーザーと有料ユーザー(カード買う人)との棲み分けがうまくいってなかった様に見えた。無料のβ期間が長かったからかもしれない。無料で遊べるのが普通の状態になってしまってからのパック発売だった。

ただ、やっぱり一番問題だったのはカード毎のゲームバランスだったんだと思う。

少しでもプレイテストをしていれば、もうちょっと強く/弱くするだろうみたいなカードがいっぱいあった。サイバーワンには4色の色が合ったけど、色を生かすシステムもほとんど無かった。

あと同じカードを何枚でも入れられたので、すごい極端なデッキができてしまった。

カードの(物理的な)出来は良かったと思う。イラストも結構好きだった。ルールの根幹の部分はよく考えられていたと思う。でもルールやカードの仕上げがボロボロだった。

同じルールの仕組みを改良してどこかが再チャレンジしてくれないかなーと切に思う。

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