トロントは、マルチカルチャー都市です。

 はっきり言って、トロント市民の人種は本当にバラバラで、もちろんCaucasian(コケイジアン、白人のこと)もいれば、アフリカ系の人もいれば、アラブ系の人もいれば、アジア系の人もいる。ホントバラバラ。

 コレがどう影響するかというと、例えば、私は誰がどう見てもアジア系ですが、アジア系のネイティブなカナダ人なんて山のようにいるので、相手はこっちが「英語が(ペラペラに)しゃべれる」という前提で話しかけてくるのです。とある日に、私がユニオン駅のハンバーガーやさんで店内テレビを見ながらご飯を食べてたら、いきなり白髪のおじさんに「今の視聴者投票の結果、どうだった?(ちょうど選挙期間中だった)」とか聞かれたりしてびっくりしました。

 まあとにかく、トロントに住んでいると人種にたいする先入観がガラガラと無くなっていくのが分かります。「みんな違う」から、「自分だけ違う」っていうような疎外感も感じないし。こういう環境は貴重ですね。

 余談:最近世の中を騒がせているノルウェーの新聞に載った風刺画問題。友人(アラブ系)に「件の風刺画、見たことある?」と聞いてみたら、「見た。あれは(風刺画を載せた行為は)史上最悪の愚かな行為だね」とのこと。まあ宗教問題ってのは難しいですな。

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